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瞑想と量子の世界

2025/07/27
瞑想と量子の世界

意識が現実を変える仕組み


量子物理学の世界では、「観察」が物質のふるまいに影響を与える、という不思議な現象が知られています。

その代表的な例が「二重スリット実験」です。


この実験では、電子がスリットを通るとき、「観察しているかどうか」によって通り方が変化します。

観察しないときは波としてふるまい、観察すると粒としてふるまう。


つまり、観察者の存在が、現実(電子の位置)に影響を与えているのです。


瞑想状態の「観察」は、質が違う



ここで注目したいのは、「観察」にはいろいろな“質”があるということ。

私たちが日常的に行っている観察は、思考や判断、記憶や期待が混じった“騒がしい意識”からのものです。


一方、瞑想状態では、思考のざわめきが静まり、

より深く、純粋な意識で「ただ観る」状態になります。


このような深い観察は、量子的な現象――

たとえば電子が「どこを通るか」にも、より繊細な影響を与えていると考えられています。


「在り方」が現実の振る舞いを変える



これは単なる物理の話にとどまりません。

私たちの人生でも、「どんな意識で物事を見ているか」によって、

出来事の展開や人との関係性、ひらめきの質さえ変わってきます。


つまり、

「何をするか」よりも「どう在るか」が、現実のふるまいを左右する

量子のふるまいと、私たちの内面には、共通する原理があるのです。


瞑想とは、意識のチューニング


瞑想は、単なるリラックス法ではありません。

それは、自分の内側を整え、外の世界とのつながり方を変えていく“意識のチューニング”です。


そしてその意識が、現実の形――人間関係、感情、選択、さらには物質レベルの出来事にまで、

影響を与えている可能性がある。


量子の世界がそれを示唆してくれています。


おわりに



電子のふるまいさえ、私たちの意識で変わる。

そう考えると、日々の「在り方」や「意識の向け方」は、決して些細なものではありません。


深く静かな観察。

それこそが、目に見える現実を少しずつ変えていく第一歩なのかもしれません。